理想の家づくりを叶える工務店vol.4|体感してこそわかる、「ほっ」とできる空間づくり/ほっと住まいる(浜松市中央区)

工務店紹介

理想の家づくりを叶える工務店vol.4|体感してこそわかる、「ほっ」とできる空間づくり/ほっと住まいる(浜松市中央区)

これから家づくりを検討する方へ向けて、工務店の魅力を紹介する連載企画です。第4回目は、ほっと住まいるさんです。

理想の家づくりを叶える工務店vol.4|体感してこそわかる、「ほっ」とできる空間づくり/ほっと住まいる(浜松市中央区)

CONTENTS

1.

深呼吸したくなる、新モデルハウス

掛川バイパスの西郷インターを降りてすぐ、素朴な色合いが印象的な可愛らしい家があります。ここは「ほっと住まいる」さんの新しいモデルハウス。浜松市中央区に本社を置くほっと住まいるさんは、掛川支店のそばに、この春新しいモデルハウスをオープンしました。

 

モデルハウスの玄関のドアを開けると、ほのかな木の香りが心地よく、空気がとても澄んでいることに気づきます。「うちはシラス壁*という塗り壁を使っていてね。100%自然素材のシラス壁は、吸着性も高いから空気をきれいにしてくれるんです」と壁の特徴を語ってくれたのは、代表の杉山勝敏さん。

 

※シラスとは、南九州のシラス台地から採取される、火山灰が堆積した白い土を主原材料にした塗り壁材のこと。

 

掛川のモデルハウスのダイニングスペース。やさしい木目カラーが印象的なグラフテクト製のキッチンはナチュラルな部屋の雰囲気とも相性ピッタリ

 

ほっと住まいるさんの家は、シラス壁の内装が標準仕様となっています。職人の手わざが際立つ塗り壁は、荒い仕上げにすることで、表面積が多く、吸収率が高くなるため、より効果を感じることができるのだといいます。

 

シラス壁の効果を試せるキット

 

「これを試してみたら効果がよくわかるよ」と見せてくれたのは、消臭効果をはかる実験キット。アンモニア液を含ませた綿をシラスの破片が入った瓶に入れ、時間が経過したあとどの程度においが残っているか体験できるようになっています。液体を含ませた綿を嗅ぐと確かに顔をしかめてしまうほどの強烈なアンモニア臭。キットをセットして、効果を期待しながら取材スタート!

 

 

2.

前職での違和感から自然素材への関心育つ

一度聞くと耳に残る「ほっと住まいる」という屋号。いったいどんな想いが込められているのでしょうか。

 

「<ほっと住まいる>は、『ほっとする』家と、『HOTで温かい』家をかけたネーミングなんです。自然素材を使った温かみのある家をつくること、そして家族が家に帰って『ほっ』と笑顔で安らげる暮らしを、という想いでこの名前を付けました」。

 

ほっと住まいる代表の杉山勝敏さん

 

「ほっ」と安らぐ家にするために特にこだわっているのが、無垢材やシラス壁をふんだんに取り入れた家づくり。アイデアの元となったのは、30代まで勤めていた住宅メーカーでの経験だといいます。

 

「当時は、質より量を重視する流れにあり、新建材やビニールクロスといった人工建材が中心。それをよしとしていいのか違和感を抱きつつ、室内環境や空気環境が気になっていました。なるべく体にいい素材を取り入れた家づくりができたらいいのではと、頭では考えていたんです」。

 

一方で、家族の影響も大きい。お父様が大工仕事をしていたため、子どもの頃から伝統技術である大工仕事の「手刻み*」もそばで見ていたのだとか。自然の恵みを生かした家づくりが身近にあったのです。

 

その後、35歳の若さで自身の会社を立ち上げたという杉山さん。会社員時代に抱いた違和感を逆手にとり、自然素材にこだわった家づくりをコンセプトに打ち出しています。「人生の1/3にあたる時間は、寝室で過ごすといいます。同じく長時間家族が過ごすLDKにも自然素材を使うことで、室内環境を整え、毎日吸う空気をきれいにしていきたいですね」。こだわる部分の優先順位を明確にしていることが特徴です。

 

※手刻みとは、大工が木材に墨で印をつけ、ノミやカンナ等の道具で加工すること。

 

壁のみならず、床材も無垢材・天然木で自然素材を用いることで、「ほっ」とできる空間に

 

また、お客さん目線では「こだわり過ぎない」ことも大事だと言います。

 

「こだわればこだわるほど、予算が上がってしまうのもどうなのか。お客さんの健康にとっていいのはわかるけれど、金額的な負担になるのもよくないと思うんです。ほどよい金額設定で、優先順位を居室にしぼって自然素材にこだわる家を考えるようになりました」。

 

あらゆる側面を考えて最適解をお客さんに提案することが、設計者の仕事なのだと杉山さんの言葉から伝わってきます。

 

 

3.

かわいいだけじゃない、構造も性能も兼ね備えたバランス感覚

ほっと住まいるさんの家づくりでは、デザイン面にも注目したいところ。失礼ながら杉山さんの風貌からは想像しがたい、女性らしくかわいい、ナチュラルなテイストなのです。

 

造作した洗面台の壁にはモザイクタイルを施し、空間にアクセントを生み出している

 

キッチンの横にはパントリーを併設。デザイン性に実用性をかねた設計

 

「ほっと住まいるでは、奥さんが主導で家づくりをする方がとても多いんです。旦那さんは『お前がいいんだったらいいよ』と見守ってくれるタイプ。打ち合わせは奥さんが参加して、子どもは旦那さんが面倒をみるようなやりとりもよく見られます」。

 

お客さんの多くは、インスタ等で熱心に情報収集をし、こだわりの空間がつくりたいという想いを語るのだとか。

 

「構造や性能も、基準を十分に満たしています。ただそれを声高には語らないだけ」と杉山さん。ベースがしっかりしていれば、あとは自分のテイストにあったデザインに力を入れるのがいいバランスだと言います。「数値はあまり重要ではないですよ。そこまで必要なのかな?って。もっと大切なことがあるんじゃないかと私は思います」。

 

 

4.

お客さんのモヤモヤを早く解消してあげたい

お客さんのことを親身に思う言葉が印象的な杉山さん。とにかくお客さんからの信頼度が厚いとの評判です。

 

「どんな人にも家づくりにあたって疑問点や不安はあると思うけれど、一般的なことは前もって伝えておきますね。家づくりについてほかの人はこう思っているよ、とか。実例を出しながら話します。どの人も家づくりは素人だから、質問も上手にできないじゃない?それを理解したうえで話をしていく。どうしたいのか聞いたところで、自分の好みを詳しく話せる人はほとんどいない。聞き出しながら本音を探っていくようにしています」。

 

どんな質問にも瞬時に笑顔で答えてくれる杉山さん。その人柄にすっと引きこまれる

 

ヒアリングよりもまず、お客さんが質問のできる状況を整えていくのが杉山さんのスタイル。

 

「家づくりって一人だけの問題じゃなくて、親や複数の関係者の意見をまとめていかなくてはならないこともある。だから、自分はこう思っているけれど、両親はこう思っている、みたいな話も寄り添って聞いていくことを大切にしていますね」。

 

さらに自身のことをこう分析しています。

 

「私はせっかちなタイプなんです。聞いたことに対する答えはすぐ欲しい。お客さんからしても、あの土地がいいなって思うけど、間取りはうまく収まるんだろうかなどと悶々と考えてしまうことはよくあること。その考える期間を短くして早くスッキリさせてあげたい。余計な不安を取り除いてあげたいから、すぐ行動するんです」。

 

たしかに杉山さんに相談すると、すぐに土地を見に行ってくれたり、間取りや見積もりまで制作してくれたりととにかく行動が速い。その対応の速さに安心感を抱くお客さんは多いと言います。

 

「スピーディな対応は、アフターメンテナンスの安心感にもつながると思うんですよね。相談したらすぐ対応してくれたら、誰でも安心するでしょ。対応の速さは、家づくりを担うパートナーとして重要なことだと思っています」。

 

 

5.

家づくりはまず体感することから

最後に、これから家づくりを始める方へアドバイスをお願いしました。

 

「目先の金額で決めるのではなく、実際に建てられた家を見たほうがいいですね。そして、よい担当者と出会うこと。担当者によっていい家が建つのか建たないのか、家の仕上がりが変わってしまうんです。提案力がものをいう仕事なので」。

 

ほっと住まいるさんのモデルハウスでも、随所にその提案力が隠されています。

普通にしていたら見過ごしてしまうようなインターホンや電気スイッチなども、壁を数センチ凹ませることで機器に肩がぶつかるなどの支障がなくなります。ダウンライトなどの照明計画はできるだけすっきりとした配置にすることで、天井の圧迫感がなくなり、部屋に解放感が生まれます。そうした細かな配慮は、日頃から設計を仕事としている人だからこそ思いつくポイントであり、お客さんが頼りにしたいポイントではないでしょうか。それがほっと住まいるさんの強みとも言えそうです。

 

カウンター横には、ホワイトボードや電気系統のスイッチ類をまとめるなど、かゆいところに手が届く設計

 

家づくりには「まず体感することが大事」と語る杉山さん。私たちも取材前に仕込んでおいたアンモニア臭の結果が気になるところ。恐るおそるシラス壁の素材が入った小瓶の蓋を開けると、なんとにおいはほぼゼロ!ツンとしたきついアンモニア臭がこの1時間で消えてしまいました。

 

取材班が目を丸くして驚いていると、「ほら、におわないでしょ?」と嬉しそうに笑う杉山さん。その効果のほどは、ぜひほっと住まいるさんのモデルハウスを訪ね、体感してみてはいかがでしょうか。

 

 

6.

【担当者からのコメント】杉山勝敏さん

Home HAMAMATSUでお家づくりを検討される方には、杉山さんが担当になって打ち合わせを進めてくれます。お客さんに寄り添った家づくりを得意としている杉山さん。「家族にとって思い出に残る家づくりだから、なんでも相談してほしいです。家で安心してゆっくり暮らしたい人は、ぜひお話ししてみませんか? 新築に限らず、リフォーム・リノベーションの相談も可能です」。

 

 

 

ほっと住まいるさんに関する詳しい情報はこちらから
登録会社ページ:https://www.enshu-home.com/partner_detail/?posttype=order&id=1487

 

<過去の記事>

第1回 アールスタジオさんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15124/

第2回 マブチ工業さんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15394/

第3回 アイジースタイルハウスさんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15461/

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