設計力と施工力が高い工務店|岩崎工務店|BAUMHOME|浜松の家づくり

工務店紹介

理想の家づくりを叶える工務店vol.7|高いデザイン性に最先端の性能を備えた次世代の家づくり(BAUM HOME 岩崎工務店/浜松市中央区)

これから家づくりを検討する方へ向けて、工務店の魅力を紹介する連載企画です。第7回目は、岩崎工務店さんです。

設計力と施工力が高い工務店|岩崎工務店|BAUMHOME|浜松の家づくり

CONTENTS

1.

はじめに

Homeの加盟工務店の中でも長い歴史を持つ岩崎工務店さんは、昭和22年(1947年)に創業し、現在は3代目の岩崎祐史さんが代表を務めています。木造のみならずRC造や鉄骨の施工力も備える稀有な工務店。そして独自のデザインセンスをフルに生かしたうえで、次世代を見据えて最高水準の住宅性能を実現する努力もいとわない。そんな挑戦的な家づくりについてお話を聞きました。

 

設計力と施工力が高い工務店|岩崎工務店|BAUMHOME|浜松の家づくり

訪れたのは、岩崎工務店さんの事務所1階にある接客スペース。エントランスはレンガ調の壁面にヴィンテージの両開き扉。デザインセンスを感じさせる(右=社長の岩崎祐史さん、左=スタッフの永谷絵美さん)

 

 

2.

時代の流れに合わせて変化する工務店

3代続く地場の工務店として、浜松市中央区佐藤に根を下ろす岩崎工務店さん。これまでどのような変遷をたどってきたのでしょうか。

 

「初代である祖父の頃には、10名ほどの住み込み大工を抱える工務店でした。昭和55年(1980年)に父へ世代交代した後、施工だけではなく設計から仕事を請け負うようになり、今に至ります。先代は建築設計事務所に勤めた後家業を継いだので、もともと設計・施工の体制にしようと考えていたのだと思います」

 

大工工事業から建築設計施工業へ。時代の流れに合わせて業態を少しずつ変化させ、古き良き伝統的な大工仕事の継承をめざしながらも、新築、改装、また木造、RC、鉄骨と、どんな仕事にも対応できる高い施工力を誇る工務店へと成長されました。

 

そしてさらに、3代目の現社長が就任後、住まい手の想いを具現化する設計力を自社の強みに加え、「施工力」と「設計力」を結集させた新築部門「BAUM HOME」を2016年に設立。ほかの住宅会社にはない価値を持った新築住宅を提供することをめざされています。

 

岩崎工務店(BAUMHOME)のパンフレット|岩崎工務店(BAUMHOME)|浜松の家づくり

「BAUM」とは「⽊の年輪」という意味。家を⽊の年輪のように永く使ってもらえるよう、また、お客様と末永くお付き合いができるよう願いを込めて「BAUM HOME」とした

 

 

3.

趣味が高じて設計デザインへ昇華

「BAUM HOME」としての施工例には、ほかでは見られない、オリジナリティあふれるデザインの数々が並びます。一体どんなこだわりがあるのでしょうか。

 

社長の岩崎祐史さん|岩崎工務店(BAUMHOME)|浜松の家づくり

インタビューに軽快に受け答えする岩崎さん

 

「私も言語化できないところなのですが……。まず、単純な間取りにはしませんね。だからなのか、お客様に間取りを提案すると、『独創的』や『オリジナリティを感じる』と、喜んでいただくケースが多いですね。それに『なんかお洒落だ』と。私はお客様の欲しいものをそのまま形にはしません。もちろん打ち合わせではお客様の要望を伺いますが、その一方で本当に欲しいものはなんだろうと、本質的な答えをずっと頭の中で考えていますね」

 

その結果、お客様の要望をただ実現するだけではなく、時には思わぬ形となって理想の叶う空間を提案することができるのだとか。言葉に表しづらい「なんだかほかと違う」という感覚は、高い施工力が要因にもなっているようです。

 

高い設計力と施工力を誇る工務店|岩崎工務店(BAUMHOME)|浜松の家づくり

スチール、レンガ、木、ファブリックなどさまざまな部材がギュッと詰まったリビング。異なる素材を用いた収まりからも、設計力と施工力の高さがうかがえる(M-HOUSE)

 

高い設計力と施工力を誇る工務店|岩崎工務店(BAUMHOME)|浜松の家づくり

階段の途中に作業スペースを設けたり、柱や筋交いをあらわしとしたり、工夫の多い空間設計(S-HOUSE)

 

「現場施工の段階でも、お客様が気づかない些細なところまでこだわっていますね。一つずつの収まりで言えば、たとえば見切りに真鍮(しんちゅう)を標準で用いるなど。大々的にやらなくても、ちょっとしたことの積み重ねでセンス良く見える。だから、その空間を訪れた時に、雰囲気や空気感が変わったのを感じていただけるのではないかなと思います」

 

岩崎さんの手にかかると、間取りもおしゃれに見えてしまうのだから不思議です。そのデザインの根源には、どんな経験が生きているのでしょうか。

 

「私はもともと洒落たものが好きなんです。趣味で雑貨や家具を見るのはもちろん、変わったものや新しいものを発掘するのが好きですね。見るとワクワクし、好奇心が刺激され、これはどうやってつくられているのかなとか、想像しながら楽しんでいます」

 

高い設計力と施工力を誇る工務店|岩崎工務店(BAUMHOME)|浜松の家づくり

遊び心を感じさせる岩崎工務店さんの家づくり(D-HOUSE)

 

事務所1階の接客スペース|岩崎工務店(BAUMHOME)|浜松の家づくり

センスが凝縮された事務所1階の接客スペース

 

日頃からデザインに親しみ、触れる機会が多いからこそ、住宅設計にそのセンスを凝縮することができるのです。

 

 

4.

RC造の注文住宅で実感した建築デザインの面白さ

そんな岩崎さんのターニングポイントとなったのは、10年前に設計・施工したRC造(コンクリート造)の注文住宅だったと言います。

 

RC造の注文住宅|岩崎工務店(BAUMHOME)|浜松の家づくり

インナーバルコニーを有する、約30坪のRC造住宅(N-HOUSE)

 

「それまでは木造住宅を中心に手掛けていましたが、この住宅を設計してみたら、RC造のデザインの自由度の高さに驚き、設計の面白さに目覚めてしまったんです。もっとかっこいい建築を建てたい! と思いましたね」

 

RC造の住宅は木造に比べて、大きな空間をつくりやすく、デザインの幅が広がると言います。

 

RC造の注文住宅|岩崎工務店|浜松の工務店

代表作ともなっているRC造住宅(S-HOUSE)

 

「RC 造の住宅は、耐震性・耐⽕性・耐久性・遮⾳性などのメリットがあります。厚さ約20cm のコンクリート壁が家全体を囲むことで、もたらされる利点ですね。私⾃⾝もRC 造の⾃宅に住んでいますが、外の⾳がシャットアウトされた静かな空間で寛げるなど、さまざまなメリットを⽇々感じています。

 

⼀⽅で、気を付けなくてはならない点もあります。建物の特性に合わせて効果的に断熱材を使⽤しなければ、結露やカビの影響を受ける可能性が⾼くなってしまうのです。ですから、私たちはお客様にとってベストな断熱材や施⼯⽅法を提供できるよう、常に追及し続けています。そういった点をクリアすることで、RC 造の住宅は資産価値の⾼い建物となり得ると考えます」

 

RC造の注文住宅を手掛ける地場の工務店は多くはありません。そんな中、岩崎工務店さんはこれまでにも外断熱や全館空調を活用し、快適性の高い施工例を多数手掛けてこられました。耐久性の高いRC造の住宅は、長持ちする家として知られています。さらに性能を高めていけば、資産価値も上がることでしょう。

 

 

5.

高性能住宅をめざし、市場での差別化をはかる

今後一番力を入れていきたいことは、「性能」だと岩崎さんは言い切ります。

 

「注⽂住宅という、お客様にとってオーダーメイドの住まいを提供させていただくにあたり、デザインが良いのは当たり前であると考えます。そこで私たちは、プラスαの価値として『性能』に注⼒していくことにしました。性能を向上させることで、住まいを末永く快適に使い続けることができる。住んでいる⼈はもちろん、環境にも配慮した住まいを提供することで、『SDGs(Sustainable Development Goals)持続可能な開発⽬標』を⾒据えた『LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅※』をめざしていこうと考えました」

 

岩崎工務店の社長岩崎祐史さん|岩崎工務店(BAUMHOME)|浜松の家づくり

今後の展望を熱く語っていただきました

 

「性能を上げるために採用するのはドイツ製の木繊維断熱材『STEICO(シュタイコ)』です。発砲ウレタンやビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)を使った断熱材など、さまざまな種類がある中で、木繊維の断熱材を選択した理由は、熱容量が大きく冷暖房負荷の低減が図れるためです。これからは環境に配慮した家づくりが求められる時代と捉えたうえでの選択です。

 

今後、建物の価格は値上がりが続く見込みです。それならば、とことん高性能な家をつくり、住んでからのランニングコストを下げる方法を探るべきと考えています。この断熱材を使えばそれが可能になります。一時的なコストだけではなく、一生涯のトータルコストで家を考える。私たちはこれからの時代に求められる新しい住宅の価値を伝えていきたいと思っています」

 

その1つとして取り組むのが、中央区佐藤に計画中の分譲地プロジェクトです。

 

「デザインが良いのは当たり前。それをベースにどれだけ性能を高めて家の価値を上げることができるのか。自分たちが本当に良いと思うものをこだわり持って建てたい。性能基準とデザインを統一したものを、3棟の注文住宅として展開したいと思っています」

 

これまで高いデザイン性で地場の工務店をリードしてきた岩崎工務店さん。次なる目標は、ハウスメーカーを超える高性能住宅。地場の工務店として大きなチャレンジに踏み出す、今後のプロジェクトに注目していきたいですね。

 

※LCCM(ライフサイクルカーボンマイナス)住宅とは、建築の企画から解体までの間に排出するCO2よりも、つくり出すエネルギーによって抑制できるCO2を増やすことで、家の生涯のうちに排出するCO2の総量をマイナスにすることのできる住宅のこと。

 

 

6.

【担当者からのコメント】岩崎祐史さん

Homeを通じて岩崎工務店さんへお家づくりを相談される際、社長でもあり建築士の資格も持つ岩崎さんが担当してくださいます。打ち合わせでは自社の強みを明確に伝えてくれて、お客様が納得感を持って選択できると評判です。「とにかく建築が好き。お客様が喜んでくれるのが一番楽しい。確かな施工力に加え、想いを具現化する設計力はきっと安心していただけるはずです。私たちと、一緒に家づくりを始めませんか?」

 

岩崎工務店の社長の岩崎祐史さん|岩崎工務店(BAUMHOME)|浜松の家づくり

 

岩崎工務店さんに関する詳しい情報はこちらから
登録会社ページ:https://www.enshu-home.com/partner_detail/?posttype=order&id=1456

 

 

<過去の記事>

第1回 アールスタジオさんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15124/

第2回 マブチ工業さんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15394/

第3回 アイジースタイルハウスさんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15461/

第4回 ほっと住まいるさんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15618/

第5回 つくし工房さんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/16033/

第6回 柴田建築企画さんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/16444/

 

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