渡り廊下のあるグレーを基調としたリビングダイニング

工務店紹介

理想の家づくりを叶える工務店vol.9|「わかりやすいこと」が一番。お客さま想いの家づくり/DAITOKU(大得工務店)(浜松市中央区)

これから家づくりを検討する方へ向けて、工務店の魅力を紹介する連載企画です。第9回目は、DAITOKU(大得工務店)さんです。

渡り廊下のあるグレーを基調としたリビングダイニング

CONTENTS

1.

はじめに

2023年に新たにHomeのパートナーとして加わってくださった、DAITOKU(大得工務店)さんは、中央区松島町に根差して50年以上続く工務店さんです。長い歴史のなかで培った確かな技術と経験に一級建築士の知識を加え、多くのリフォーム・新築住宅を手掛けています。

大手ハウスメーカーと比較をしても引けを取らない提案が、お客さんに高く評価されているというDAITOKUさん。その秘密を教えてもらおうと、浜松市中央区にある事務所へ伺いました。

 

大得工務店さんのメンバー

迎えてくれたのは、現場監督の冨田心さん(左)、代表の大塚美秀さん(中央)、営業の糸繰優介さん(右)。(※まだ残暑の暑さが残る季節に撮影しました)

 

2.

「ずっと安心して暮らせる住まい」を届け続けて半世紀

新設された倉庫兼事務所の壁面には、大きくDAITOKUの文字。田園風景が残るエリアにあって、スタイリッシュな外観が際立ちます。社屋は現代的に一新しましたが、先代が創業した1968年から変わらず掲げ続けている理念があると言います。それは「ずっと安心して暮らせる住まい」を提供すること。

 

大得工務店の家

「吹き抜け×インダストリアル」DAITOKUさんの家はシンプルでありながらお客さんの好みが反映された個性的な家

 

言葉だけを見れば、当たり前に感じてしまいます。けれど実際にどうすれば「ずっと安心して暮らせる住まい」となるのか、私たちは意外と理解できていないのもしれません。

 

2代目代表の大塚さんは「安心」に必要な要素を次のように話します。

 

「耐震性、断熱性、コスト、保証、そしてデザイン。これらがバランスよく兼ね備えた家が安心できる家と言えるのではと考えています」

 

それに加えて耐久性も大切だと言います。

 

「耐久性が伴っていなければ、20年後30年後に余分な出費につながりますし、長持ちしない家を建てたとなると、今度は僕たちの次の仕事に影響してしまいますから」。

 

インタビューにも一つひとつ言葉を選びながら丁寧に答えてくれる大塚さん

 

耐震性・断熱性・コスト・保証・デザイン、そして耐久性。これが「安心」の土台となる要素だと大塚さんは言います。さらにお客さんのためにも、自分たちのためにも、「ずっと安心して暮らせる住まい」の提供を欠かすことはできない、とも。地元に根差し続ける工務店としてお客さんに寄り添い信頼関係を大切にする姿勢や、それを築き続ける覚悟がじつによく想像できるお話です。

 

 

3.

「わかりやすさ」はお客さんへの一番のサービス

「安心」という曖昧な感覚の支柱を丁寧に紐解き伝えてくれる。大塚さんのお話はいつも明確です。

 

「新築住宅を建てるお客さまは、多くの建築会社の話を聞かれています。あの工務店はこれが得意だ。こんなことを大切にしている。私たちがお客さまからいただいた時間の中で、いかに印象を残せるか。そして、お客さまが他社との比較検討をスムーズにしていただけるためには、わかりやすい説明が一番です」

 

大得工務店の効率的な動線を計算した家

「効率的かつ快適なシンプルハウス」家事をする奥様含め、家族それぞれの効率的な動線が計算されたリビング

 

さまざまな建築会社の話を聞けば聞くほど、家づくりには何が大切なのか、何が特徴なのか、わからなくなってしまうことはないでしょうか? そんなお客さんの気持ちを理解したうえで、大塚さんが理路整然と話しをすると、ブラックボックスに包まれていた家づくりが具体化し、イメージしやすくなるのです。

 

工務店で家づくりをするメリットの1つには、完全自由設計があります。けれど、自由であるがゆえに迷い、かえって不安を抱くケースは少なくありません。わかりやすい説明がお客さんの支えとなる一番のサービスと言えそうです。

 

 

4.

家業を継いで気づいた家づくりの本質

今ではとてもスマートに家づくりをリードする大塚さんですが、これまでの過程ではさまざまな葛藤と学びがあったのだとか。ターニングポイントとなったのは、住宅メーカーで営業として勤めながら一級建築士の資格を取得した後、家業のDAITOKUへ入社した時のことでした。

 

「私は住宅メーカーで営業として、お客様へ間取りの提案まで担当していました。間取りを気に入ってくださったら契約となり、実際にその間取りが現場で形になります。もちろんそういった家づくりの流れは多くの会社が採用していることですが、私自身は多少の不安を抱いていました」

 

家はどのような手順を経て建てるのか、細かな収まりはどのように処理するのか。現場をよく理解していない人間が間取りを描き、それを現場で帳尻を合わせて形にしていく。そのシステムに無理が生じており、結果的にお客さんにしわ寄せがいくことになっているのではないか……。

 

DAITOKUに入社して現場サイドから家づくりに携わることになった大塚さんが目の当たりにしたのは、雨漏りなど支障を抱え、メンテナンス費用がかさむ家がたくさんあるという現状でした。

 

耐久性の高い家をつくる大得工務店

「愛犬と暮らす平屋」メンテナンス性から高耐久のガルバリウム鋼板を使用した外壁

 

現場を知ってこそ設計が生きると実感したという大塚さん。それからは、現場で施工しやすく、無駄な部材を必要としないシンプルな構造、メンテナンスしやすく長持ちするディテールなど設計の工夫に取り組むようになりました。結果、コスト削減にもつながりいいこと尽くめ。DAITOKUさんの家づくりは、完成した時はもちろん、住んでから20年後、30年後にあらためてその価値が実感されるものだと言えそうです。

 

 

5.

標準仕様を設けて「選びやすさ」を提供する

このようにDAITOKUさんでは、自由設計を基本とした高性能な家を得意としながら、さらに手の届く価格で提供されていることが特徴です。では、そのためにどのような企業努力を行っているのでしょうか。

 

「たとえば弊社では、お客様が安心して家づくりを進められるように、仕上げ材や建具、バス・トイレなど標準仕様をあらかじめ決めています。1つのメーカーさんから建材や住宅設備をまとめて購入させていただくため、お客様には他社と比べて同クオリティの商品を安く提供することが可能になるのです」

 

標準仕様をつくり選びやすさを提供する大得工務店

「24坪で快適な白ガルバの家」システムキッチンも標準仕様に含まれる

 

こうした金額面での企業努力は各社それぞれにある一方でDAITOKUさんが選ばれる理由には「選びやすさ」があると感じます。

 

DAITOKUさんでは、3つのシリーズに分けて標準仕様を設定しています。各シリーズに応じて総予算や標準仕様をあらかじめ提示することで、建築会社の比較検討がしやすくなります。ここでも「わかりやすさ」にこだわり、お客さん想いの家づくりに徹底しているのです。

 

今回のインタビューでは、DAITOKUさんとの家づくりは、人任せにせず自分で一つひとつ納得しながら進めたい方に喜んでもらえるのではと思いました。家づくりを進めるにあたり、さまざまな専門用語やたくさんの工程に出合います。初めての家づくりでは難しさを感じる部分を、丁寧に紐解きながら進めていける。そんな安心感がDAITOKUさんにはあるように思いました。「ずっと安心して暮らせる住まい」は、建てる前のプロセスをしっかり踏むことで、より一層確かなものとして実現できるのでしょう。

 

 

6.

担当者のコメント 糸繰優介さん

大得工務店の糸繰さん

 

「性能・デザインはもちろんですが弊社が大切にしているのは『安心』です。お客様に寄り添う提案は、どの会社にも負けない自負があります」と糸繰さん。DAITOKUさんとの打ち合わせは、糸繰さんを通じて行います。質問に対しても落ち着いて丁寧に対応してくれる姿がお客さんの安心につながっているようです。

 

***

(DAITOKU)大得工務店さんに関する詳しい情報はこちらから
登録会社ページ:https://www.enshu-home.com/partner_detail/?posttype=order&id=16130

 

 

<過去の記事>

第1回 アールスタジオさんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15124/

第2回 マブチ工業さんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15394/

第3回 アイジースタイルハウスさんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15461/

第4回 ほっと住まいるさんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/15618/

第5回 つくし工房さんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/16033/

第6回 柴田建築企画さんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/16444/

第7回 岩崎工務店さんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/16473/

第8回 スズイチさんの記事はこちら。
https://www.enshu-home.com/college/18217/

 

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